カクカクしかじか

技術的なアレコレ

生まれてはじめてドメインを買ってみた

はじめに

こんにちは。
Railsエンジニアになり1年が経つフクダです。

先日、個人開発のために生まれてはじめてドメインを購入しました。
今まで自分でドメインを持つということがどういうことか分からず「お金もかかるんでしょ?」という思いから避けて来ました...

とはいえ、そろそろドメイン関連のことをちゃんと知りたい!そう思ったので意を決して自分のドメインを購入してみました。その中で初見の自分には「??」となることがあったので、ここに分かったことのメモをまとめようと思います。

個人でサービスを作ってみたい!という方や
ドメインのことはよく分からない!という方の
参考になればと思います。

そもそもドメインって何?

Web上の住所を表す概念としてIPというものがあります。(Googleの場合は216.239.38.10 )
しかし、これらを毎回数字を覚えて入力するのは大変なので住所に名前をつけたものがドメインです!(Facebookの場合は www.facebook.com )

ドメインって誰から買うの?

ドメインはそれを扱う業者が存在し、その業者を レジストリレジストラリセラ の 3つに分類することが出来ます! ゴンベエドメインの解説ページによれば以下の通りです。

レジストリ

レジストリとは、インターネット上の住所に相当するドメイン名の登録申請を受付け、そのデータベースを管理する団体です。「.com」や「.net」など、ある特定の文字列からなるトップレベルドメインを運営し、主に登録代行業者であるレジストラとの間のシステム整備やDNSの運用を行います。今回の新gTLD申請がICANNにより認められると、レジストリとしてTLDの運営を行うこととなります。(例).com/netのレジストリは「VeriSign, Inc.」になります。
https://www.gonbei.jp/guide/registry_registrar.html

レジストラ

レジストラとは、ICANNと正式契約を結んでいるドメイン登録業者のことです。日本では約10社が認定されております。すべてのgTLDはICANNから公認されたレジストラを介して登録されなければなりません。認定されるためには、ICANNによる技術的審査などの厳しい審査に合格する必要があります。なお、ゴンベエドメインはICANN公認レジストラです。
https://www.gonbei.jp/guide/registry_registrar.html

リセラ

リセラーはレジストラを経由してドメイン登録業務を行うレジストラの代理店を行う所となります。代理販売という形態になるので、リセラーで登録したドメインはそのレジストラで管理される事になります。
https://www.gonbei.jp/guide/registry_registrar.html

3つの業者の関係図

image.png

DNSをはじめよう~基礎からトラブルシューティングまで~
著:mochikoAsTech
p22 第1章 図1.11 レジストラとレジストリより転載

今回買ったドメインとその業者

今回買ったのは、 〇〇.me というドメインです。 その業者は お名前.com で3つの業者種別で言うと レジストリラ の企業になります。DNSをはじめよう~基礎からトラブルシューティングまで~ の中にも記載がありましたが、中間業者をなるべく挟まない方がその業者が倒産するなどのトラブルにあうことも少ないので、一般消費者が買える中でもっとも一次取引きが可能な レジストラ で購入することが良いそうです。
今回がドメインを買うことがはじめてだったので、有名なレジストラであるお名前.comから購入することを決めました。

ドメインを構成する各部分の名称について

例) fuga.com

.com の部分はトップレベルドメインと呼ぶ
→ 3つの業者でいうとレジストリが扱うドメイン

fuga.com 全体を ルートドメイン と呼ぶ
→ fuga.com/user というURLの場合、/userの部分をサブディレクトリと呼ぶ

sub.fuga.com の場合 sub. の部分を サブドメインと呼ぶ
サブドメインとして最も分かりやすいサービスは 、はてなブログなどのブログサービスで個人のブログURLが アカウント名.ルートドメイン の形式になる。

お名前.comで申し込む場合の例

①以下の検索画面から検索したいドメインを検索します

image.png

②検索したドメインに紐づけられるトップレベルドメインを選択する

以下の画像では .fun ドメインを選択。
fuga ドメイン.fun ドメインを紐づけたときの値段は99円(1年目の料金なので、2年目は申し込み完了後に管理画面で確認)

f:id:fuqda:20181202101927p:plain

③選択から申込みへ進んだ後の手順

問題ないかを確認し申し込む。
お名前.comの会員ではない場合は別途会員登録する必要があるので会員ではない場合は登録をする。

お名前.comのレンタルサーバーや各種サービスを利用せず外部のサービスを使う場合は全てのチェックボックスをチェックしないままで申し込みを続ける。 (基本チェックをつけないで申し込んで大丈夫だと思います)

以降はただ申し込みのフローに乗って登録するだけなので詳細は割愛。 なお購入したドメイン.com のような3文字以上のドメインの場合はメールアドレスの認証が必要になるので後述のドメインの種類の項を参照。

image.png

ドメインの種類

国別に割り当てられるドメイン

  • 2文字のドメイン
    例えば .jp .me などのドメインは国別に割り当てられるドメインなのでお名前.com上では登録メールの有効性認証を行わなくて良い。

国別に割り当てられる対象ではないドメイン

  • 3文字以上のドメイン
    例えば .com .tokyo のようなドメインは、国別に割り当てられていないのでお名前.comでは登録メールの有効性認証を行う必要があるためメールのアクティベート処理が必要になる。

3文字以上のドメインの場合に届く認証メールのアクティベート用リンクを踏んだ後の画面

なお、2文字ドメインの場合は、この認証が不要なので申し込み完了画面が正常に表示されればOK。

image.png

最後に

はじめての経験だったので分からないことが多かったのですが、実際に買ってみると知識が増えて良い経験になったなと思います。
そして、今回取ったドメインを使って個人開発を頑張ろうと思います。
個人開発をされる方もドメイン周りの勉強をしたい自分と同じ初心者の方もぜひ一度ドメインを取ってみてはいかがでしょうか?