カクカクしかじか

技術的なアレコレ

エンジニアとして成長するための質問力について

初投稿に寄せて

まずは簡単な自己紹介を。 わたしは昨年スキルゼロから紆余曲折あって都内の自社サービス企業に転職したRailsエンジニアです。

このたびアウトプットの一環として、 これまでやってこなかったブログを書くことにしました。 今回はエンジニア観点で 成長するための質問力 というテーマでお送りしたいと思います。

以下の内容は、現職の社内で質問力に定評のある新人エンジニアに直接聞いてみた質問のコツをまとめたものです。

エンジニアとしての質問力 (新人エンジニアのインタビュー抜粋)

Q1. 質問するに当たってどんな心構えでいるの?

  • そもそも・・・この1年はなんと思われても聞きまくろうと思っている

Q2. 事前準備って何かしている?

  • 疑問が発生した時に躊躇しないようにする(一人で悩む時間をなるべく短くすること)
  • 何がわからないかを都度都度、明確化する努力
  • 用語を自分でもググっておく

Q3. 質問はどうやってしている?

  • 仕様のことはslackで質問する
  • コードのことは対面で質問する →Slackで事前に時間をもらうように依頼する

Q4. 質問する時、気を付けるべきだと思うことは?

  • 調べたことも含めて伝える(ex. Qiitaの記事を見たんですが..)
  • やってみたことを伝える(ex.ここのコードは読んだんですが..)
  • 全くわからない場合は素直に言う

質問の流れ

1.知りたいことを伝える(ストレートに)
(目的は言わない)
※最初に目的を伝えると「で?何やりたいの?」ってなってしまう..

2.調べたことややったこと、わかっている部分を伝える

3.今やってること・目的を伝える(聞かれたらでもOK)
(目的やゴールを伝えることで、他の解決案を出してもらうこともある)

4.教えて欲しいことがわかった時点で打ち切る
→わかったらすみやかに退場する(ex.あ、わかったんでー!ありがとうございますー!)

Slackと対面の使いわけ

・コードに関しての質問は対面で聞く
・仕様はSlackで簡単に聞く(複雑な内容なら対面で)

その他の留意点

・ そもそもコードに書かれている意味がわからない時は、一緒にコードを読んでもらう時間を取る
・ 質問するか否かの判断について
・ 技術的なことの中でも、概念がわからない時は自分で悩んでみる

まとめ

今回のインタビューでわかったことは、 質問にもプログラミングに似た思考のプロセスがあるということ。 そして、日頃から自分の得たい答えを引き出すための質問を考えている人と いない人で得られるものに大きく差がつくということ。

ただ闇雲に質問すると周りとの関係性を崩す場合もあります。 (現にエンジニア(技術者)の中には質問されるのが苦手な方が一定数います...)

今回インタビューさせて頂いた新人エンジニアは質問力の高さで理解が速いこともそうですが、 周りを不快にさせていない点も重要だと感じました。 (人に嫌われないからこそ、何度も質問しても許されるわけなので)

「わからない部分を明確化させるための努力の仕方」と「どこまで調べたら聞く」などの核を持っておくのが良さそうです。